今回はReal Job・Serious Jobについてお話しします。
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カナダには正社員がない?
日本では正社員、契約社員、アルバイト、パート等が働くスタイル・給与体制に合わせて区別されていますが、カナダではそういった括りがハッキリとはありません。一般的に1日8時間労働をする人はフルタイム、それ以外はパートタイマーとされます。
※企業により規則が異なり、区別されているところもあります。
しかしそれでも「なんとなく」その「壁」はあります。
Real Job・Serious Jobってなに?
友人がカナダのファーストフードでフルタイムで働いていたときの事です。
ある日、各店舗の従業員に指導を行う為に本部からトレーナーが来ました。彼らはフレンドリーで、優しく指導してくれたそうなのですが、空き時間に話をしているとこんな事を聞かれたそうです。
「So, when do you think you will get a serious job?」
で、君はいつSerious Job(ちゃんとした仕事)に就くつもりなの?
どういう事か分かりますか?
つまりそのトレーナーにとって、同じフルタイムであってもトレーナーは本部に勤めるSerious Job(正社員に近い感覚)、そしてフランチャイズ店の従業員はバイトであるという認識のようでした。
正社員というはっきりした線引きがないカナダならではの会話ですね。
そのトレーナーが悪気があって言ったかどうかは定かではありませんが、自然にこういった言葉が出てくるあたり、やはり同じフルタイムでもそういう認識があるのだなと思わされますね。
さいごに
いかがでしたか?「だから何?」と思われるかもしれませんが、国によって日本と違う考え方・システムがあるという事を知るだけでもよいかと思います。
ではでは。